10/29/2012

differences in under the seat

 我がrally 200は、日本ではかなり希少なRare Modelです。
 それがよくわかるのが、この画像の部分。
Original ignition switch & oil level site glass
 Ignition Switch(w/Key)とOil Mixer付きで、これらは後付け改造したものではなく、どちらもOriginal仕様のまま。Ignition Switchは列記としたpiaggio Genuine Partで、"vespa car"に取付けられている物に似た高級なCEV製のShielded Typeの物です。
 元々着いていたこのSwitchはSpare Keyが紛失欠品だったのですが、これが特殊な形状なので、汎用Spare Keyが作成不可能。Spare Key付きの同じ新品の純正Switchを探しに探して見つけてゲットン。交換したものです。
 位置もここが正解。この位置のIgnition Switchは、案外使い勝手が良いですよ。

 このわたしのrally 200よりも先代の初期rally 200には、Key式ではないEngine Cut-Out Button Switchが同じ位置に着けられていました。つまり、このKey SwitchはそのUp-Dated版の仕様な訳です。これは、北米仕向けModelだけの特別な仕様で、当時のUS Modelは最も高級な装備が与えられたvespaだったのです。

 この後のEuro Typeでは、更にこのIgnition SwitchがHandlebar HeadsetのSpeedometer上の位置に移動されましたが、Switch UnitはOpen Typeの廉価な物に変更されています。わたしが最初に所有していたrally 200は、その後期Typeでした。Ducati CDI付きのModelはその仕様になります。

 確か、Cut-Out SwitchとOil Mixerのコンビネーションの仕様は、本国Italy版のOptionのいわゆる"Lusso" Versionとして存在していた筈ですが(当時のカタログにも掲載されている)、北米以外のその他の仕向地ModelにはOil MixerのOption設定が無かったようで、その為、Oil Mixer Typeのrally自体が生産数がかなり少なく、現在、最もRareなrally 200かと思います。
 これらLusso Versionのrally 200は、当時、日本には正規輸入されていないので、日本では更に見かけることの少ないRareなrally 200だと思いますし、vespa好きの方でも、Oil Mixer Typeのrally 200自体が存在しないと思われている方も多いのではないかと思います。
piaggio genuine US rally 200 original ignition switch with key

 Oil Mixerは、やはり、給油時に手が汚れないし、Oilも計量Cupの置き場も不用。Oil TankへのOilの備蓄さえ怠らなければ、混合のし忘れや、誤計量は起こり得ませんし、ゴミの混入等も最小限に防げます。計量は機械式自動混合なので正確です。やはり、これは遥かに利便性が高いです。
 よく、「分離自動混合じゃない混合給油の方が性能は良い」という話しがありますが、その根拠がイマイチよく解りません。正しく説明できる方がいらしたら教えてください。わたしは過去に混合給油のrally 200も所有経験があるのですが、少なくとも、双方で実際にパーフォーマンス的にどちらかが劣るようにはわたしはまったく感じませんし、この分離自動混合Typeで今のところ不具合もありません。分解整備時のCylinder & Pistonの燃焼状態も大変良好でしたし。他の車種についてはわかりませんが、vespaにおいては、混合給油/分離自動給油の性能的な違い、差異を感じ取ることができません。

 ただ、このアナログなOil残量確認用のSite Glass(樹脂製)は、疲労劣化や、振動などが原因で割れることがあるので、それだけはウィークポイントかと思いますが、後のP-Typeの樹脂製Oil Tankと違って、rallyまでのOil TankはFuel Tankと一体の鉄チン製なので、振動が原因によるOil Tankの接続部の不具合等に対するアドバンテージは高いかな、と思います。

 Oil Mixer付きの場合、Choke Knobの位置がこの画像のような位置になります。

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