元々現車に着いてたLegshield Mouldingsは、piaggioのOriginal品でしたが、初代オーナーさまが傷めていて、傷や凹みがありました。それをちょこっと板金修正して使用していたのですが、やはりくたびれ感があり、新調したいとずっと思っていました。
以前、最初に入手したのは社外品のCuppini製の物で、これはOriginalの物よりも径が一回り太く、実際に取り付けてみると、僅かなことなのに、かなり見た目に大きな違和感があり、わたしとしてはどうしても納得いかなかったので、泣く泣くN.G.として不良在庫保管していました。しかし、当時、piaggio GenuineのLegshield Mouldingsは生産されておらず、廃版。その後、入手出来ないままだったので、仕方なく、傷んでいたOriginalのを着けた状態で我慢していた、というわけです。
ところが、最近はこれもpiaggioから再生産されているようだったので、入手して取り替えることにしました。
Left Hand Sideの方のを3種並べてみました。
左から当時のpiaggio Original、piaggio Reproduction、Cuppiniです。
それぞれ、微妙に板金の曲げ加工のカーヴィングに違いがあります。生産公差による個体差もあるかと思いますが、出来映えは歴然で、やはり1970年代当時のpiaggioの物が一番よろしいです。
当時の物はStainless Steel製のPolish仕上げで、実はメッキ仕上げではありません。Reproのはたぶん普通のSteelにChromeメッキ仕上げなのだと思いますが、ひょっとすると、Originalに準じたStainless製かも知れませんが、定かではありません。Cuppiniのは明らかにSteelにChromeメッキです。しかし、地金自体の厚みはCuppiniのものが最も厚く、頑丈で強固です。
これ、左右センター合わせの部分(Headlightの真下の位置)を一部重ね合わせるようになっているのですが、面白いことに「右前」と「左前」がありまして、当時のpiaggioのは右前、ReproとCuppiniが左前仕様でした。
なので、ここを見れば、当時のGenuine品かどうかが見分けつきますね。というか、それ以前に、実際に見て確かめられれば、造りの良さの違いで解りますけどね。
ちなみに、当時のOriginalには"044"という刻印が端のところに打たれていました。
取り付けScrewは、日本で言うところのイモネジで、piaggio Reproのは左右4個づつの計8個で取り付けます。
実際に取り付けると、画像のように引っ掛かりのないフラッシュな仕上がりになり、美しく、こういった細部の仕上げのデザイニングにも拘りがあるところが、日本車とは一味も二味も違うvespaの良さの一つでもあるのですが、ここにも3種で微妙に違いがありまして、Cuppiniのだけ、Tapping Screwです。また、Originalの場合は1個づつ多い5個 x 2で取り付けで、Screw Holeの位置もそれぞれで異なります。
両端のEnd部は、Floor RailのEnd部分との取り合せに併せて、piaggioのはOriginalもReproのも、どちらにも内側に芸の細かい斜めの切り欠きがあるのに対して、Cuppiniのは真っ直ぐCut。
さて、これら3種の細部の違いを検証してみましたが、「それぞれ別物」と言えると思います。
なので、片方だけ取り替える、ということは不可能ではないものの、実際には無理があるので、左右Set交換が必須ですな。まぁ、バラ売りはないですし、そんなに高価なアイテムではありませんけどもね。
そして、トータルのクォリティは、風合い&仕上がり共、やはり1970年代当時のpiaggioのOriginal品に軍配ですね。
このLegshield Mouldingsは、早い話しが、切り目を入れたPipeを曲げて加工してあるだけの物なのですが、中々アピアランス的には侮れんPartなのです。
piaggio Repro品を取り付け交換後の画像。
うーん、Corner部の曲げ加工が甘いですよねー。この撮影後に少し修正しましたが、でも、まぁ、こんなもんでしょう。
Body Frame本体の板金の状態とMouldings自体の板金のカーヴィング状態の兼ね合いによって、Fittingはドンピシャにピッタリ! なんてのは稀な例だと思います。大抵、Mouldingsの方を小細工しないとフィットせず、上手く取り付けられません。でも、下手にバカ力で「エイヤッ!」と大胆に曲げてしまうと、歪んでしまって取り返しのつかないことになってしまうので、要注意(Body/Mouldingsの何れも)。
Legshield Moudingsは、単なる見た目だけのドレスアップ・アイテムと侮ってらっしゃるあなた、それは見当違いなのです。
このMouldingsにはBody Panelの補強の役割があり、これがある/なしではLegshield全体の強度が全く違うんですよ。それは、Legshieldに少し力を加えて、Legshieldある/なしで試してみれば解ります。なので、結構大事な物でもあるんです。
rallyの場合、Legshieldの内側にはGlove Boxが取付けられており、それもまた、構造的に一体となってPanelの強度を高めるサポートにもなっているので、rallyのFront Panel部は他のModelよりもかなり強靭です。
よく、廉価な樹脂製のMouldingで代用されている方が居られますが、あれだと見た目はまぁまぁでも強度補強の貢献度はゼロなので、ぶつけた時のLegshield Panelの壊れ方の度合いに大きな差が表れること請け合いです。だから、これは「転ばぬ先の杖」でもあるアイテムなのです。
以前、最初に入手したのは社外品のCuppini製の物で、これはOriginalの物よりも径が一回り太く、実際に取り付けてみると、僅かなことなのに、かなり見た目に大きな違和感があり、わたしとしてはどうしても納得いかなかったので、泣く泣くN.G.として不良在庫保管していました。しかし、当時、piaggio GenuineのLegshield Mouldingsは生産されておらず、廃版。その後、入手出来ないままだったので、仕方なく、傷んでいたOriginalのを着けた状態で我慢していた、というわけです。
ところが、最近はこれもpiaggioから再生産されているようだったので、入手して取り替えることにしました。
LH Side Legshield Moulding - Left: piaggio original, Center: piaggio reproduction, Right: Cuppini |
左から当時のpiaggio Original、piaggio Reproduction、Cuppiniです。
それぞれ、微妙に板金の曲げ加工のカーヴィングに違いがあります。生産公差による個体差もあるかと思いますが、出来映えは歴然で、やはり1970年代当時のpiaggioの物が一番よろしいです。
当時の物はStainless Steel製のPolish仕上げで、実はメッキ仕上げではありません。Reproのはたぶん普通のSteelにChromeメッキ仕上げなのだと思いますが、ひょっとすると、Originalに準じたStainless製かも知れませんが、定かではありません。Cuppiniのは明らかにSteelにChromeメッキです。しかし、地金自体の厚みはCuppiniのものが最も厚く、頑丈で強固です。
これ、左右センター合わせの部分(Headlightの真下の位置)を一部重ね合わせるようになっているのですが、面白いことに「右前」と「左前」がありまして、当時のpiaggioのは右前、ReproとCuppiniが左前仕様でした。
なので、ここを見れば、当時のGenuine品かどうかが見分けつきますね。というか、それ以前に、実際に見て確かめられれば、造りの良さの違いで解りますけどね。
ちなみに、当時のOriginalには"044"という刻印が端のところに打たれていました。
取り付けScrewは、日本で言うところのイモネジで、piaggio Reproのは左右4個づつの計8個で取り付けます。
実際に取り付けると、画像のように引っ掛かりのないフラッシュな仕上がりになり、美しく、こういった細部の仕上げのデザイニングにも拘りがあるところが、日本車とは一味も二味も違うvespaの良さの一つでもあるのですが、ここにも3種で微妙に違いがありまして、Cuppiniのだけ、Tapping Screwです。また、Originalの場合は1個づつ多い5個 x 2で取り付けで、Screw Holeの位置もそれぞれで異なります。
両端のEnd部は、Floor RailのEnd部分との取り合せに併せて、piaggioのはOriginalもReproのも、どちらにも内側に芸の細かい斜めの切り欠きがあるのに対して、Cuppiniのは真っ直ぐCut。
さて、これら3種の細部の違いを検証してみましたが、「それぞれ別物」と言えると思います。
なので、片方だけ取り替える、ということは不可能ではないものの、実際には無理があるので、左右Set交換が必須ですな。まぁ、バラ売りはないですし、そんなに高価なアイテムではありませんけどもね。
そして、トータルのクォリティは、風合い&仕上がり共、やはり1970年代当時のpiaggioのOriginal品に軍配ですね。
このLegshield Mouldingsは、早い話しが、切り目を入れたPipeを曲げて加工してあるだけの物なのですが、中々アピアランス的には侮れんPartなのです。
piaggio Repro品を取り付け交換後の画像。
うーん、Corner部の曲げ加工が甘いですよねー。この撮影後に少し修正しましたが、でも、まぁ、こんなもんでしょう。
Body Frame本体の板金の状態とMouldings自体の板金のカーヴィング状態の兼ね合いによって、Fittingはドンピシャにピッタリ! なんてのは稀な例だと思います。大抵、Mouldingsの方を小細工しないとフィットせず、上手く取り付けられません。でも、下手にバカ力で「エイヤッ!」と大胆に曲げてしまうと、歪んでしまって取り返しのつかないことになってしまうので、要注意(Body/Mouldingsの何れも)。
Legshield Moudingsは、単なる見た目だけのドレスアップ・アイテムと侮ってらっしゃるあなた、それは見当違いなのです。
このMouldingsにはBody Panelの補強の役割があり、これがある/なしではLegshield全体の強度が全く違うんですよ。それは、Legshieldに少し力を加えて、Legshieldある/なしで試してみれば解ります。なので、結構大事な物でもあるんです。
rallyの場合、Legshieldの内側にはGlove Boxが取付けられており、それもまた、構造的に一体となってPanelの強度を高めるサポートにもなっているので、rallyのFront Panel部は他のModelよりもかなり強靭です。
よく、廉価な樹脂製のMouldingで代用されている方が居られますが、あれだと見た目はまぁまぁでも強度補強の貢献度はゼロなので、ぶつけた時のLegshield Panelの壊れ方の度合いに大きな差が表れること請け合いです。だから、これは「転ばぬ先の杖」でもあるアイテムなのです。
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