ちょっとGenuine piaggio Air Filterについて、です。
rallyのDell'orto SI 24/24E Caburettor用のAir Filterは、何故か2 Versionあります。
画像の2 Typeともpiaggio純正品。
画像の上の#131081は、Main JetとIdol Jetの真上のスペース(♡型の部位)が塞がれ、サイドに僅かに隙間を設けてありますが、下の#990331の方は真上に穴が開けられています。
逆に、#131081にはIdol JetのAir Calibrattor真上に位置する部分に切り欠きがありますが、#990331の方にはその切り欠きはありません。
#131081のTypeは、恐らく、仕向国の排ガス規制に適応させるためのDe-Tune Versionかと思われます。実際、このTypeを下の#990331のように穴空け加工すると、Idol JetとMain Jetの空気吸い込み量が増しますので、Carburettorの混合気に影響を及ぼします。
例として、Part #違いで比較してみましたが、同じPart #でも穴のある/なしが存在するようです。
ちなみに、Part #の他にもpiaggioのLogoマークや意味不明の模様、番号がありますが、それらはBase PlateのCastingのロットを表しているのだと思います。画像の#131081には"1"と刻まれており、恐らく最初のロットの1個なのでしょう(わたしのrally 200現車に付属していたオリジナル)。たぶん、#131081は既に廃番で、#990331が現在のPart #になっていると思います。
そして、このrallyのAir Filterは丸ごと洗浄後の使い回し、或いは、汚れたら使い捨てのオーナーお任せTypeです。
このAir Filterの構造は、Filter ElementをTop(Steel) PlateとBase Plate(Aluminium) でサンドイッチし、Rivetでかしめてあるだけの安直な造りで、3 Partsだけで成り立っています。Filter Elementは完全には固定されておらず、ちょっと指で押すだけで内側にフニャとズレまくりです。
#131081の方は耐用年数超過、廃棄処分相当の物。これをRivetを外して分解しますと、上の画像のようになります。(構造を理解するために)
Filter Elementはロール状に巻かれて、ただ単に上下のPlateで挟み込まれているだけなので(Elementの繋ぎ部分のみ接着されている)、上下Plateとの接点は隙間だらけで、そこから結構な量の塵やゴミの類がFilter内部にまで入り込み(つまり、CarburettorのThrottleにまで直行)、あまりにも本来のFilterとしての意味を果たしていません。なんともヤワで情けない代物です。
そこで、新品を下ろすなら、その前に、ElementとPlateとの上下の隙間を耐油性Sealerで埋めてSealingしておきます。そうすると、隙間がなくなり、ゴミ流入をほぼ完全に防げると共に、Filter Element全体の強度も上がるのです。
Grey ColorのSealerを充填して仕上げたので、ちょっと画像ではわかりにくいかと思いますが、見た目も張りがあって、しっかりシャキッとした感じに見えるでしょ?
SI TypeのCarburettorには、この純正Air Filter以外には選択肢がありません。なので、一工夫Tuningというわけです。或いは、Element素材単体が入手可能ならば、市販の高級Elementを移植、という加工も不可能ではありません。また或いは、この純正Air Filterは丸ごと取っ払って、汎用の市販Sport TypeのAir FilterをCarburettor BoxのAir Inlet開口部に直着けするか、ですね。
私的には、このAir Filter、合理性があまり感じられないなんとも不思議な造形で、おもちゃチックでもあり、そういうところはvespaらしくて好きなんですけどね。
P.S. Pinasco 215cc Cylinderも組んだことなので、Carburettorの性能を最大限引き出せるように、最終的にAir Cleanerは全てのJet上のスペースをクリアさせるように手を加えてみました。
rallyのDell'orto SI 24/24E Caburettor用のAir Filterは、何故か2 Versionあります。
Top View: #131081 & #990331 |
Bottom View: #131081 & #990331 |
画像の上の#131081は、Main JetとIdol Jetの真上のスペース(♡型の部位)が塞がれ、サイドに僅かに隙間を設けてありますが、下の#990331の方は真上に穴が開けられています。
逆に、#131081にはIdol JetのAir Calibrattor真上に位置する部分に切り欠きがありますが、#990331の方にはその切り欠きはありません。
#131081のTypeは、恐らく、仕向国の排ガス規制に適応させるためのDe-Tune Versionかと思われます。実際、このTypeを下の#990331のように穴空け加工すると、Idol JetとMain Jetの空気吸い込み量が増しますので、Carburettorの混合気に影響を及ぼします。
例として、Part #違いで比較してみましたが、同じPart #でも穴のある/なしが存在するようです。
ちなみに、Part #の他にもpiaggioのLogoマークや意味不明の模様、番号がありますが、それらはBase PlateのCastingのロットを表しているのだと思います。画像の#131081には"1"と刻まれており、恐らく最初のロットの1個なのでしょう(わたしのrally 200現車に付属していたオリジナル)。たぶん、#131081は既に廃番で、#990331が現在のPart #になっていると思います。
そして、このrallyのAir Filterは丸ごと洗浄後の使い回し、或いは、汚れたら使い捨てのオーナーお任せTypeです。
このAir Filterの構造は、Filter ElementをTop(Steel) PlateとBase Plate(Aluminium) でサンドイッチし、Rivetでかしめてあるだけの安直な造りで、3 Partsだけで成り立っています。Filter Elementは完全には固定されておらず、ちょっと指で押すだけで内側にフニャとズレまくりです。
#131081の方は耐用年数超過、廃棄処分相当の物。これをRivetを外して分解しますと、上の画像のようになります。(構造を理解するために)
Filter Elementはロール状に巻かれて、ただ単に上下のPlateで挟み込まれているだけなので(Elementの繋ぎ部分のみ接着されている)、上下Plateとの接点は隙間だらけで、そこから結構な量の塵やゴミの類がFilter内部にまで入り込み(つまり、CarburettorのThrottleにまで直行)、あまりにも本来のFilterとしての意味を果たしていません。なんともヤワで情けない代物です。
そこで、新品を下ろすなら、その前に、ElementとPlateとの上下の隙間を耐油性Sealerで埋めてSealingしておきます。そうすると、隙間がなくなり、ゴミ流入をほぼ完全に防げると共に、Filter Element全体の強度も上がるのです。
Seam sealed - Top & bottom of filter element |
SI TypeのCarburettorには、この純正Air Filter以外には選択肢がありません。なので、一工夫Tuningというわけです。或いは、Element素材単体が入手可能ならば、市販の高級Elementを移植、という加工も不可能ではありません。また或いは、この純正Air Filterは丸ごと取っ払って、汎用の市販Sport TypeのAir FilterをCarburettor BoxのAir Inlet開口部に直着けするか、ですね。
私的には、このAir Filter、合理性があまり感じられないなんとも不思議な造形で、おもちゃチックでもあり、そういうところはvespaらしくて好きなんですけどね。
All jets top space cleared |
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