9/25/2012

modification of Dell'orto SI type carburettor

That is wrong combination in type of carburettor and Idle Jet!
 調査して、Dell'orto SI 24/24E CarburettorにMinor Change(Modification)が施された正確な変更時期が判明しました。
  • vespa P200E (VSX1T) - From Chassis #5740
  • vespa P150X (VLX1T) - From Chassis #41170
  • vespa P125X (VNX1T) - From Chassis #24008
上記のChassis #以降のvespaに搭載されたSI 24/24E Carburettorには、新しいTypeのAir Hole付きIdle Jetが着いており、Body側のAir Calibrator Holeはリベットを打ち込んで塞ぐ変更がなされています。
 同時に、Throttle Slideも新しいデザインのTypeが採用されています。

 上記より以前のChassis #のModelに搭載のSI 24/24E Carburettorに関しては、rally 200と同様にCarburettor Body上にIdle JetのAir Calibrator Holeがあり、Old Type(No Air Bleed Hole) Idle Jet付きです。P200Eの初期途中から変更採用されてたみたいなので、初期型P200Eでも要注意ですね。

 この変更の理由について、piaggioのリファレンス上では、「あるコンデションによっては、Carburettor BodyにあるAir Calibrator Holeから漏れが生じて不具合が起る為」と記載されておりました。
 確かに、よくよく観察していると、時々、ここからAir、或いは、Gasolineが逆流噴射したりすることが見て取れました。

 要するに、
  • Carburettor Body側にAir Calibrator Holeあり(Old Type SI 24/24E) - 穴なしIdle Jet(Old Type)を使用
  • Carburettor Body側にAir Calibrator Holeなし(Latest Type SI 24/24E) - 穴ありIdle Jet(Latest Type)を使用
*双方、Idle Jetについては互換なし

 ということです。ややこしいですけども。

 従って、Old Type SI 24/24EにLatest Type Idle Jetを使用するには、Body側のAir Calibrator Holeを塞ぐ加工が必須です(重要)。
IMPORTANT: You must be sealed "Air Calibrator Hole" on the carburettor body if you use latest type Idle Jet.
 わたしの場合、最終的にはこのようにアルミ・パテで埋めて塞ぎました。

 このSealingが不完全だと、本来、正しい番手のIdle jetを使用していても始動性に困難を来しますし、Fast IdleのAdjustmentも上手くいきません。
 要するに、rallyをStandardな状態で維持する場合には3種用意されている「穴無しIdle Jet」で適応できますが、Tuningしたい場合、ヴァリエーションが豊富な「穴ありIdle Jet」の使用がどうしても必須となりますので、わたしのこの例のようなマイナー加工が必要となる、ということです。或いは、後期型SI 24/24E本体にコンヴァートするか、です。でなければ、先ず正常なアイドリング・セッティングが不可能でしょう。

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