9/20/2012

repairing inside of fuel tank - step 3

 Step 3は、Coatingなのですが……。

 結局、今回も熟考の末、CoatingはPassしました。
 というのも、このCoatingの施行は非常にRiskyな作業なんですよね。

 調べると、このCoating剤は一般に入手可能なもので数種類あるのですが、"POR 15"というのが、クルマ&バイクのレストレーションでは現在最もポピュラーかと思います。当初、わたしもこのPOR 15を使用しようと考えていました。
 これは1液性のEpoxy系塗料で、空気中の水分に反応して硬化、定着後は半永久的に錆をシャットアウトする、というものです。Gasoline Tank内をCoatingするのですから、当然耐油性で、Archolにも侵されない。ということは、施行を失敗したときにはどうやって剥がすのか? という疑問が浮びます。やはり、普通のシンナー等は効き目がなく、専用の剥離剤をしようしないといけない。しかも、それは難しい作業です。

 で、今回のStep 2までの作業なのですが、ご紹介した通り、錆についてはOxisolv処理で問題ありません。がしかし、それ以前に、変質Gasolineの付着物がそれはしつこく、Cleaning処理によって油分は抜けて、既に不活性の付着物なのですが(つまり、糟の状態)、これが全て完全には落ちてくれないのです。
 もう少し時間を掛ければ全部落とせるとは思うのですが、考え方を変えて、一度にやるよりも、数回に分けてやった方が楽じゃないのか? と。と言うのも、付着物はもう不活性な状態ですので、こびり付いているだけのただのゴミですし、Tank内がCleanなGasolineで満たされている状態で管理されていれば、前回のようなことにはならないし、錆の発生もほぼ起こらない筈だからです。そもそも、鉄とGasolineは遠い親戚関係なので。
 中途半端な下処理の上にCoatingを強行すれば、失敗の確率は高くなります。失敗してしまうと、そのリカバリー作業は、レストレーションと同等、或いはそれ以上に大変なことになり、更にTankは使用できなくなってしまいます。また、POR 15は予算的にも結構お高い品なのです。

 ということで、わたしは、Coatingに関してはもう少し予備のお勉強と十分な下準備をして、次回のテーマにしようと思いました。
 予備のTankを用意しておく、とか、そういう余裕がないといけないかな、と。
 そういう訳で、Step 3作業の紹介は、今回はなしです。すいません。

 集中して作業したので、画像撮り忘れで、もうTankはBodyに装着済みです。
 Fuel Tapは、SIP製の"Fast Flow"という、純正品よりも時間あたりの流量が多いUp-Grade品に交換しました。
 Oil Tankの"Sight Grass" Gaugeは、完全に割れてはいなかったのですが、亀裂が確認できたので、純正新品に交換。Oil漏れ対策は、Loctite #542をネジ部に塗布して対策しました。たぶん、これで割れない限り漏れは起こらない筈です。
 Tankは、今回の作業で塗装が一部剥がれたり、少しくたびれてしまったのですが、それも、また塗料を入手後に様子を見て補修したいと思います。

 つまり、既にHoseもCarburettorまで接続済み。あとは、Engine始動Testです。

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